NO.2 ハッピーバレンタインデーv

  チョコレート お好きですか?


  2月14日はバレンタインですね。ということで、


  
みおんから皆様へ 心を込めて



  あ、自己紹介がまだでしたね。
  はじめまして、
みおんと申します。
  三尾家にご厄介になりながら、
三尾神社巫女をしています。
  
  みおん 「あっ、白くん・黒くん おかえり〜」
  境内を掃き掃除していたみおんが、階段を登ってきた2人に声をかけた。
  白兎 「みおん姉さん ただいま〜」
  黒兎 「・・・」
  みおん 「うん?黒くん元気ないね〜」
  黒兎は日頃から無口だが、今日は不機嫌さを全面に打ち出している。
  黒兎 「・・・・・・」
  みおん 「あっ!もしかして、チョコもらえなかったとか?」
  黒兎 「・・・・・・そうじゃない」
  白兎 「私がチョコあげたもんねv」
  黒兎 「・・・なんで白が俺にチョコ渡すんだよ!しかも昼休みの教室で!!」
  白兎 「もらえるだけ有り難いと思いなさい♪私なんてチョコもらえないんだからね」
  黒兎 「・・・嫌がらせか・・・」
  白兎 「人聞き悪いな〜♪」
  みおん 「まぁまぁ。 はいっ!バレンタインチョコv ちゃんと2人分あるからね」
  いつの間に取りに行ったのか、みおんが宙にプカプカ浮かぶ真っ赤な物体を持っていた。
  白兎 「風船・・・・・・」
  黒兎 「・・・」
  みおん 「あっ!義理だから気にせず受け取ってね」
  黒兎 「・・・・・・」
  白兎 「・・・チョコ?」
  みおん 「うん。ほらココに」
  カランコロン・・・風船を揺らすと何かが転がる音がする。
  白兎・黒兎 「!!!」
  白兎 「どうやって風船の中にチョコ入れたんですか??」
  黒兎 「・・・それより どうやって食べるんだ?」
  みおん 「こうやって・・・」
 
 みおんが風船の口を閉じている紐を解こうと 風船を両肘に挟んだ。
  

  
パンッッッ!!!!!


  白兎・黒兎・みおん 「・・・・・・・・」
 
 眼下には無残に飛び散った風船の残骸とハート型のチョコが・・・



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